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訪問・口腔ケア

訪問歯科

平成12年に介護保険が導入され、ケアマネージャーを取得したことがきっかけで、近隣の介護施設や個人の要介護者の訪問歯科治療、訪問衛生士派遣を積極的に取り組んでまいりました。

ベッドサイドでも車椅子のままでも問題ありません。

介護の世界を覗かせていただくと、お口のなかが痛いから食事できずに痩せてしまったというケースを多く見ます。お口の健康を通して、皆様に快適な生活をおくっていただくことが目標です。

地域の病診連携のなかで、多くの医療・福祉の方々にご協力していただいています。

ご依頼の場合はお電話にて問い合わせください。

 患者宅や施設での訪問診療   一般的な歯科診療、義歯の制作、修理、抜歯、摂食嚥下診断、成人歯科健診

口腔ケア

年齢とともに、口の機能は衰えます。さらに脳卒中やリウマチ、パーキンソン病、などの病気によって口腔や周囲の機能が急速に衰えることで、摂食・燕下・発音・表情などの機能が低下します。そのため口の中に食査を残したり、虫歯・歯周病を放置し歯垢や舌苔を蓄積させると肺炎や心臓病を誘発すると言われています。

歯科衛生士による専門的な口腔清掃や機能訓練により肺炎を予防し、室内の臭気を和らげ、食事がおいしく口から摂取することが可能になります。週1回の口腔ケアでかなりの改善が診られます。口腔ケアには2つの大きな目的があります。一つは口腔清掃、もう一つは口腔機能のリハビリを目的としています。

口腔周囲筋マッサージ

脳梗塞などの麻痺側にはかなりの筋肉の硬直がみられ、摂食・嚥下のまえにはマッサージをすることで口腔の筋肉がスムースに動くようになります。唾液腺刺激、口輪筋、咬筋、側頭筋、顎舌骨筋、咽頭周囲筋、僧帽筋などをマッサージし表情筋の緊張をほぐします。舌の体操、開口ストレッチも重要です。

口腔のプロフェッショナルクリーニング

義歯があればはずし義歯の清掃を行い、うがいをさせ、特殊ブラシで大まかに残査を除去し、粘膜ケア、歯牙、舌の清掃を行う。(プロフェッショナルトゥースクリーニング)口腔乾燥がある場合、保湿剤を使用する。最後に洗口剤でうがいする。燕下障害のある患者さんには洗浄液が流れないようにする。

口腔リハビリ(機能訓練・摂食燕下訓練・発音訓練)

患者の症状に応じて行います。燕下体操を行い、舌を前方、側方に大きく引っ張り舌と関連する筋肉を伸展します。テストにより摂食機能を測り アイスマッサージ、などを取り入れて間接燕下訓練をいたします。発音については少しずつ訓練します。最後にゼラチンゼリー等で汚れを流していただき終了します。

オーラルフレイルの改善

舌の体操、口腔体操などで口腔周囲筋のリハビリを行い、奥歯をしっかり作成することで、咀嚼力を回復します。